第5章　ブランド・アイコン

ブランドアイコンは、単純なビジュアル要素以上に、ブランドの本質を象徴するものです。ブランド名、企業のタイポグラフィ、企業カラー、ロゴ、製品の特色、音楽の印象など、様々な要素が組み合わさり、全体が統一感を持つようにデザインされます。目指すべきポイントを明確にし、その情報をデザインプロフェッショナルと共有しましょう。

パーソナリティとアイコンの調和

ブランド・パーソナリティとアイコンは一緒に働き、相互に強調し合います。パーソナリティはブランドの精神を表現し、アイコンはそれを視覚的に象徴します。例えば、｢活力あふれる親しみやすさ｣を持つ若いブランドの場合、アイコンには明るい色合いやダイナミックな要素を採用することで、そのパーソナリティを視覚的に強化できます。

アイコンの役目とデザイン

ブランド・アイコンはブランドの中心となり、信頼性や革新性を象徴します。アイコンの設計は精密なプロセスが求められ、形状、色、フォントなどがブランドのイメージに合わせて考えられます。ほんの少しの位置変更でさえも感じ方に微妙な違いをもたらすのです。また、視覚的に鮮明なアイコンは、顧客に信頼感や愛着を引き起こす助けとなります。

一貫性とブランディング戦略

ブランド・アイコンには一貫性が必要不可欠です。ブランド・パーソナリティとアイコンの間の統一感を維持しながら、ブランディング戦略とも連携させ、アイコンの変更や進化がブランドメッセージに合致するように作り上げましょう。これにより、ブランドは新しい要素やトレンドを取り入れつつも、一貫性を保ちつつ時代を反映した魅力を維持できます。